Dreameロボット掃除機の自動給排水化
自動給排水とは、ロボット掃除機の給水と排水を自動化する機能です。通常、ロボット掃除機は、清掃中にモップを洗浄するための水を給水タンクに補充し、汚れた水を排水タンクに溜めます。自動給排水機能があれば、ロボット掃除機を水道に直結して、これらの作業を自動で行ってくれるため、ユーザーはタンクの補充や排水の手間から解放されます。
日本では、2025年3月時点だとSwitchBotとNarwalがロボット掃除機の自動給排水キットを販売していますが、他のメーカーも日本では販売していないだけで、海外では自動給排水キットを販売しています。
自分はDreame L10s Pro Ultra Heatを使用していますが、水の交換が面倒くさくなってきたので、Dreame用の自動給排水キットを個人輸入して取り付けました。
割と苦労したので、やり方を備忘録として残しておきます。
Dreame L10s Pro Ultra Heatの自動給排水キット
Dreameの自動給排水キットは何種類かありますが、Dreame L10s Pro Ultra Heatの場合は、RAW6と呼ばれるL字型のものが対応するキットです。(RAW7と呼ばれているやつも全く同じ?)
Dreame L10s Pro Ultra Heatより新しいモデル(L10s Ultra Gen2/X30/X50)は、おそらく型が同じで互換性があります。
ベースステーションの背面の上部中央に水道へ通すための管を通せる構造がある場合に対応しています。よく見るとシールで隠されていますが、自動給排水キットに電源供給するためのUSB type-cの接続口もあります。

自動給排水キットは日本では正式販売していないですが、Aliexpressで普通に手に入ります。まぁまぁな価格(2~3万円)なのでAliexpressで買うの怖いですが、便利さを求めて割り切るしかないです。どうしてもAliexpressが嫌な場合は、Amazonでも売ってる業者がいます。Amazonだと割高なのとどうせ中国業者っぽいので、個人的にはAliexpressで購入するのがおすすめです。
Dreame自動給排水キットの取り付け方法
Dreame公式(英語)でマニュアルと接続方法の動画があるので、詳しくはこれを見て接続するのが良いです。
ここで困るのが給水と排水の接続パーツが家の設備と合っているかです。
給水側の接続は以下のようなナットで締めて分岐水栓を接続することが前提となっています。

排水側は、ただ単に排水のための穴へ管から汚水を捨てる前提となっています。

自分の家の場合は、洗面所の給水管はナットで締めるタイプだったので洗面所からなら簡単に給水側の接続ができそうでした。ただし、今回は設置場所の関係で洗濯機の給水口に接続したかったので、付属パーツだけでは接続できません。
排水側は、洗濯機の排水のところが穴が空いていて管を差し込める場合もあるようですが、最近は排水の臭い等が上がってこないようにカバーが付いていることが多いです。自分の家もカバーが付いているので、そのまま管を差し込むことができません。
SwitchBotの自動給排水キットだけは日本の水道事情に対応してくれていて洗濯機用の給排水口への接続パーツがあるようですが、他のメーカーのロボット掃除機の自動給排水キットは、大抵このような前提で接続するようになっているようです。
日本で自動給排水キットを発売しているNarwalもマニュアル見る限り同じなので、日本の購入者は結構困るのでは?と思います。
以降で洗濯機用の給排水口へどうやって接続したかを解説します。
ちなみに動画の最後のほうで、ベースステーションの背後にあるスイッチを入れるシーンが出てきますが、日本発売?(少なくとも自分が持ってる)のDreame L10s Pro Ultra Heatにはスイッチがありません。(動画は海外版もしくはL10s Ultra Gen2やX30など他のモデルなのかも)
もしかして自動給排水キット動かせない?と焦りましたが、特にスイッチは無視しても問題なく動きました。
明らかに制御ボックスの給電端子差込口の下のスイッチがあるはずの部分の外装のパーツが後から取ってつけたように他と違っていて、カッターとかで外装剥がせばスイッチの基盤が中にあって押せるような気がしますが、特にそんな作業は不要でした。

(画像だとわかりにくいが、黒い差込口の下の外装が四角い別パーツになっている)
洗濯機用の給水口への接続方法
まず洗濯用水栓から分岐させるパーツが必要です。
洗濯機の給水ホースのどちら側で分岐させるかで、グリーンライフのJC-13(蛇口側で分岐)かタカギのG490(洗濯機側で分岐)かの2択です。
自分は最終的にタカギG490で洗濯機側で分岐させました。
最初は洗濯機の振動が伝わるのは良くないのでは?と思いグリーンライフJC-13で蛇口側で分岐させていたのですが、パーツの隙間から大した量じゃないですが若干じわっと水漏れしていました。(個体差なのか商品自体の欠陥か不明ですが)
タカギG490に変えてからは一切水漏れしている気配はないです。(タカギは似た商品でB490という分岐したどちらかにしか通水しないものがあるので注意。今回の用途ではどっちも通水したいと思うのでG490が適切)
次に分岐した部分はニップルと呼ばれる形状をしていますが、これを給水用の1/4インチ(6.35mm)ホースと接続する必要があります。
1/4インチホースは、日本ではあまり使われていないように思いますが、海外(というか中国?)では浄水器等の水回りで一般的に使われている規格のようです。他のメーカーのロボット掃除機の自動給排水キットも全部同じ規格のホースみたいです。
1/4インチホースと接続するパーツは、G1/2という規格のネジに変換するものがuxcellから販売されています。
G1/2ネジでニップルに接続できるホースジョイントのパーツが、タカギから販売されているので、これと接続すれば分岐パーツとホースが接続できます。
こういう水回りでネジ接続するときは、ネジ部分から水漏れを防ぐために、シールテープを巻いて密着させます。ネジ山に5~6周巻いてから接続しましょう。
給水側は水圧が強くて水漏れする危険性が高いので、しっかりと接続させていく必要があります。完成すると以下のようになります。

ちなみに、これで水漏れもせずに問題なく使用できていますが、別のタカギのホースジョイントでパーツの隙間から水漏れした経験があったので、もし水漏れした場合の代替手段としてGAONAのホースジョイントも用意していました。
GAONAのホースジョイントの場合はG3/4ネジなので、G3/4からG1/2へ変換するパーツも必要です。
これもちゃんと水漏れせずに使えるので、タカギでうまく行かなかったら試してみる価値はあります。

洗濯機用の排水口への接続方法
洗濯機用の排水溝へロボット掃除機の排水用の3/8インチ(約9.5mm)ホースを接続する専用パーツは、探してみましたが無さそうです。(色々なパーツを組み合わせれば、一応いけそうですがかなり面倒です)
そこで排水側は水圧がそんなにないので、シリコンの漏斗を使用して強引に接続することにしました。
まず、排水ホース同士は接着剤でくっつけるか、ホースバンドで締めることで、接続することができるので、分岐させること自体はそんなに難しくないです。
排水ホースと3/8インチホースが全然太さが違うので普通には接続できませんが、シリコン漏斗で覆ってホースバンドで締めてしまう作戦です。
文章ではわかりにくいですが、図にすると以下のようなイメージです。

必要なパーツは、まず排水ホースを分岐する継手です。
分岐継手に洗濯機用排水ホースを切断して塩ビ用接着剤で接着します。(図のように接着するので、ホースは2本必要です)
分岐継手にホースが接着したものが完成したら、排水溝のエルボ・洗濯機側のホースは、ホースバンドで締めるだけで接続できます。ロボット掃除の排水ホースとの接続は、シリコン漏斗を適宜カットしてホースバンドで締めます。
図に記載したとおりに接続していくと完成形は以下のようになります。

接続時の補足
自動給排水キットに付属の1/4インチホースと3/8インチホースを切断するときは、カッターでも良いですが、塩ビ管カッターがあると便利です。(一応排水ホースの切断にも使えなくないですが、良い切断場所を選ばないと補強で巻かれているワイヤーに引っかかります。)
自動給排水キットに付属のホースやホースを繋いで方向を変える継手が足りない場合は、探せば買い足せるので、あまり慎重にやりすぎなくても大丈夫です。
Dreame自動給排水キットの感想
自動給排水キットとの接続が完了すると、アプリでテストするように促されます。設定の追加機能からテストすることも可能です。
テストで水漏れが発生してないか十分に確認してください。おそらく給水側の少量の水漏れや、排水の水漏れはアプリでは検出してくれなくて成功になってしまうと思うので、実機の方をよく確認したほうが良いです。

自動給排水キットを使うと、水の量を気にせずに無制限に使用できるので、モップ洗浄モードで強力洗浄が出現します。

水交換作業が必要なくなったし、モップ洗浄も強力にできて綺麗に保てていると思うので、最高です。自動給排水キット内の排水トラップを1回/月清掃するようにマニュアルには書かれていますが、自分の環境だと数ヶ月使っても何もゴミが溜まってないので、全然清掃は必要なさそうです。
数万円払っても買う価値ありました。
おまけ
排水の接続でボツにした案ですが、こちらの案の方が良い人がいるかもしれないので記載しておきます。
まず衣類乾燥機用の排水分岐継手を使用する方法です。
衣類乾燥機も排水があるので、洗濯機の排水を分岐して接続する必要があります。
そのときに使用する排水分岐継手が各メーカーから販売されています。(統一規格があるのかほぼ同じような形状をしています)
そのまま洗濯機の排水ホースとエルボの間に挟めるので、こちらの方が手軽ですが、ロボット掃除機の排水ホースが出てる方向と微妙に角度が合わなくて、もう少し自由度がある本編に記載の方法を採用しました。ロボット掃除機の設置位置的に角度が問題なければ、おそらくこっちの方法の方が楽。

次に排水の分岐継手に3/8インチホースを漏斗で強引に接続した部分をちゃんとしたパーツで接続する方法を一応記載しておきます。
パーツがいっぱい必要なので金がかかるのと、これだけたくさん繋ぐと漏斗で強引に繋ぐより水漏れリスクが下がってるか怪しい。
詳しくは説明しないですが、以下の順に繋いでいけばいけるはず。(実際にはやってないですが、スペックだけ見ればいけるはず。各パーツが水漏れしない精度か等は不明)
・分岐継手-(接着)->排水ホース(G1 1/2ネジ)->G1 1/2ネジ:G1ネジ変換異経継手->G1ネジオスメス変換->G1ネジ:G3/4ネジ変換異経継手->G3/4ネジオスメス変換->G3/4ネジ3/8インチホースジョイント->3/8インチホース





























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