お得な米ドル決済方法【Revolut 住信SBIネット銀行デビットカード SonyBankWALLET】

節約

米ドル決済について

日本からも海外ECサイトなどで手軽にショッピングしたり、海外製のサービスを利用したり、外貨決済する機会が増えてきました。その中でも世界の基軸通貨である米ドルで決済することが多いと思います。
米ドル決済するときはクレジットカード等を使用すると思いますが、大多数のクレジットカードでは、クレジット会社が定めた為替レートによる為替手数料に加えて海外決済手数料が数%かかります。しかし、一部米ドル決済に有利なカードも存在します。
自分は、度々米ドル決済することがあるので、手数料ができるだけかからないように探求しています。
色々比較した結果、Revolut、住信SBIネット銀行デビットカード、Sony Bank Walletが米ドル決済に最適だと思います。
それぞれのカードの特徴の概要は以下の表の通りです。(年会費有料プランも存在するが、お得かどうかは決済額によるので、年会費無料で比較)

Revolut
(スタンダードプラン)
住信SBIネット銀行デビットカード
(Mastercard)
Sony Bank Wallet
(ソニー銀行デビットカード)
ポイント還元率0%
(ただし、チャージ時に還元)
0.8%0%
(外貨決済時)
為替手数料時間により変動
(2024/6時点だと、1米ドル当たり40銭程度のことが多い)
1米ドル当たり6銭
(外貨積立時は3銭)
1米ドル当たり4~15銭
(優遇プログラム Club S のステージによる)
海外決済手数料0%2.5%
ただし、30回/年までポイントバック
0%
事前の米ドルへの両替不要必要不要
土日の両替手数料1%で可能不可決済時の両替(円からアシスト)は可能
その他の外貨決済幅広く対応可能なし
(米ドルのみ)
主要通貨のみ可能

Revolut

Revolutは、2015年設立のイギリス・ロンドンに本社を置くネオバンクの会社です。スマートフォンアプリを使って、35種類以上の通貨を保有・両替・送金・決済できるのが特徴です。デビットカードや投資サービスなども提供しており、世界中で3,500万人以上のユーザーがいる人気サービスです。
Revolutアプリの使い方は、プリペイドカードのアプリと同様です。
まずクレジットカードや銀行振込でRevolutへ日本円をチャージしてから、Revolutが発行するカードで決済します。外貨で決済した場合は、自動的に日本円から外貨へ両替して決済されます。

無料のスタンダードプランでは、決済時にポイント還元はありませんが、外貨への両替レートも比較的良くて、海外決済手数料がかからないので、米ドル決済に有利です。
また、Revolutへのチャージ時にチャージ元のクレジットカード等でポイント還元が得られますが、VISAのデビットカードとMastercardのクレジットカード以外からチャージするとチャージ手数料(1.3~1.7%)がかかります。
ただし、VISAのデビットカードは、ほぼRevolutへのチャージ不可かポイント還元対象外になっているので、Mastercardのクレジットカードでチャージするのがおすすめです。

Mastercardのクレジットカードのチャージ手数料が無料になったのは2024年6月11日からで、それまではポイント還元を得る方法がほとんどなかったので、お得度があまりなくRevolutの人気が日本では低迷してたように思います。
その影響からかドル円のスプレッドが広がり、両替時の為替手数料が最低でも1米ドルあたり40銭ほどかかっているように感じます。(2024年6月時点)
スプレッドは時間によって変動しますが、ニューヨーク市場の時間(日本時間の夜から早朝)が比較的スプレッドが狭くなってると思います。
もっと昔のチャージ手数料がなかった時代は、1米ドルあたり数銭だった記憶があるので、人気が戻ることを期待しています。

米ドル決済時は、自動でその時点のレートで両替されますが、ニューヨーク時間の土日(日本時間の土曜7時〜月曜8時、サマータイム時は日本時間の土曜6時〜月曜7時)は、1%の両替手数料が上乗せされます。
土日に利用する予定がある場合は、平日の間に米ドルに両替しておくと良いです。それに限らず円高の時に米ドルに両替しておいても良いです。(為替レートが予測できるなら)

Revolut|お金のためのオールインワン金融アプリ | Revolut 日本

住信SBIネット銀行デビットカード

住信SBIネット銀行のデビットカードは、米ドルの外貨預金口座から直接米ドル決済することが可能です。(米ドルのみ対応。デビットカードの設定で米ドル決済する設定が必要)
また、住信SBIネット銀行自体が外貨預金時の為替手数料が安い銀行として有名です。

米ドルの外貨預金時の為替手数料は、1米ドルあたり6銭です。外貨積立を行った場合は、更に安くなり1米ドルあたり3銭になります。(通常はこの通りですが、外貨積立は大抵キャンペーンを実施していて0銭になってることも多いです)

また、デビットカード(Mastercard)の決済時は、0.8%のポイント還元があります。(VISAも存在しますが、0.6%と還元率が低いので選ぶ理由はないです)
海外決済手数料が2.5%ありますが、30回/年まではポイントバックされて実質かかりません。

外貨預金口座の米ドルが決済に必要な額(海外決済手数料2.5%含む)に足りていなかったら円決済されてしまうので、事前に米ドルへ両替しておくことが必要です。
平日は決済直前に両替すれば良いですが、土日の為替市場が閉まっている時間は米ドルに両替できないので、前もって両替しておかないと米ドル決済は使えなくなります。(Revolutのように土日は手数料かかるとかではなく、両替自体ができません)

住信SBIネット銀行デビットカード(Mastercard)

Sony Bank Wallet

Sony Bank Walletは、ソニー銀行のデビットカードです。外貨預金口座を開設しておけば、自動両替されて外貨決済することが可能です。海外決済手数料もかかりません。

両替時の為替手数料は、ソニー銀行の利用状況によって優遇(優遇プログラム Club S)があり、1米ドルあたり4銭~15銭です。
1米ドルあたり10銭までは現実的に取りやすい優遇なので、そこそこ安いほうだと思います。

国内ショッピング時は優遇状況によって0.5%~2%の還元(キャッシュバック)がありますが、外貨決済時は残念ながら還元がありません。

個人的に最大の特徴だと思っているのは、土日の為替市場が閉まっている時間でも外貨決済時に自動両替が可能です。両替レートは、市場が閉まる直前の為替レートになるようです。
(自分は実際には土日に決済したことないですが、問い合わせて上記の旨の回答をもらいました)

Sony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)|ソニー銀行(ネット銀行)

おすすめの米ドル決済方法

基本的にはRevolutで米ドル決済するのがおすすめです。
還元率の高いMastercardのクレジットカード(リクルートカード1.2%や日曜のTカードPrime1.5%)でチャージすることで、為替手数料を差し引いても最もお得になります。

次点は、住信SBIネット銀行デビットカードです。
30回/年までですが、ほぼ0.8%還元で米ドル決済が可能です。
RevolutがMastercardのクレジットカードのチャージ手数料撤廃するまでは、もっともお得でした。
ただし、RevolutへチャージするMastercardのクレジットカードが還元率1%のカードしか持っていなければ、現状でも住信SBIネット銀行デビットカードの方が良いかもしれないです。
Revolutの為替手数料が1米ドルあたり40銭程度かかるとすると、1ドル=160円だとすると0.25%の手数料となり、1%還元-0.25%手数料=0.75%<0.8%です。(今後、Revolutのスプレッドが縮まればRevolut有利ですが)
Mastercardのクレジットカード側がRevolutへのチャージ時はポイント還元対象外へ変わってしまう可能性もあるので、住信SBIネット銀行デビットカードも持っておくほうが良いと思います。

Sony Bank Walletは、土日に急にドル決済する必要があるときに最もお得になる可能性があります。
事前にドルへの両替をしていなかったら、住信SBIネット銀行デビットカードはそもそもドル決済できないですし、Revolutも1%も手数料が上乗せになります。
還元率の高いMastercardのクレジットカードでRevolutへチャージできないとSony Bank Walletの方が有利です。

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