昨年、Pixel 8 Proを購入したときに付いてきたストアクレジットでPixel Watch 3を買ってみました。
スマートウォッチの必要性については、ずっと懐疑的ですが、何に使えそうか考えたいと思います。
Pixel Watch 3 の詳細スペック
まずPixel Watch 3 の主な詳細スペックです。参考にPixel Watch 2と比較します。
項目 | Pixel Watch 3 | Pixel Watch 2 |
ディスプレイ | 41mm/45mm ベゼルがスリム化 最大輝度 2,000 ニト 常時表示可能 | 41mmのみ 最大輝度 1,000 ニト 常時表示可能 |
バッテリー | 41mm:標準 307 mAh, 45mm:標準 420 mAh 常に表示状態のディスプレイで最長 24 時間使用可能 バッテリー セーバーモードで最長 36 時間使用可能 充電速度: 41mm • 約 24 分で 50% • 約 35 分で 80% • 約 60 分で 100% 45mm • 約 28 分で 50% • 約 50 分で 80% • 約 80 分で 100% | 標準 306 mAh 常に表示状態のディスプレイで最長 24 時間使用可能 充電速度: • 約 30 分で 50% • 約 43 分で 80% • 約 75 分で 100% |
通信関連 | 4G LTE および UMTS(LTEモデルの場合) Bluetooth® 5.3 Wi-Fi6対応(2.4Ghz, 5Ghz) UWB NFC Felica | 4G LTE および UMTS(LTEモデルの場合) Bluetooth® 5.0 Wi-Fi4対応(2.4Ghz) UWB NFC Felica |
チップ | Snapdragon W5 Gen 1 Cortex M33 コプロセッサ | Snapdragon W5 Gen 1 Cortex M33 コプロセッサ |
ストレージとメモリ | 32 GB eMMC 型フラッシュ 2 GB SDRAM | 32 GB eMMC 型フラッシュ 2 GB SDRAM |
センサー | コンパス 高度計 酸素飽和度(血中酸素ウェルネス)モニタリング用の赤色光および赤外線センサー 心電図アプリ対応の電気センサー マルチパス光学式心拍数センサー 3 軸加速度計 ジャイロスコープ 周囲光センサー 身体反応を計測するための皮膚コンダクタンス(cEDA)測定用電気センサー 皮膚温センサー 気圧計 磁力計 | コンパス 高度計 酸素飽和度(血中酸素ウェルネス)モニタリング用の赤色および赤外線センサー 心電図アプリ対応の電気センサー マルチパス光学式心拍数センサー 3 軸加速度計 ジャイロスコープ 周囲光センサー 身体反応を計測するための皮膚コンダクタンス(cEDA)測定用電気センサー 皮膚温センサー 気圧計 磁力計 |
ディスプレイは、45mmタイプがあるのと41mmでもベゼルがスリム化しているので、前世代より表示できる範囲が広がっています。また、最大輝度も上がっているので、明るい場所で見やすくなっています。
バッテリーに関しては、セーバーモードが追加になって長時間に耐久できるようになっています。また、容量はほぼ変わってませんが、充電速度が上がっています。
通信関連は、Bluetooth® 5.3に対応したので、高い接続性や省電力が期待できます。Wi-Fiについては、5Ghzに対応したのとWi-Fi6まで対応しています。また、UWBに対応したので、位置測定の精度が上がります。
その他は前世代と何も変わっていないので、ハードウェア面では劇的には変化していません。
Pixel Watch 3 の新機能
Pixel Watch 2を持ってないので、何が新機能なのかイマイチ実感ないですが、以下のあたりがPixel Watch 3になって初めてできるようになった機能みたいです。
- 一部のフィットネス関連機能
- Google Pixel レコーダー
- Google TV リモコン
- Google Nest カメラフィード
- 自動おやすみモード
- ウォッチ認証(高速・高精度)?
ウォッチ認証について明記はされてないですが、UWBのおかげで高速・高精度にロック解除できるようになってるはずです。
UWB以外にハードウェアの進化はほとんどないので、他の機能はPixel Watch 2でも出来てもいいような気はします。そのうちソフトウェアアップデートで追加されるかもしれないですね。
役に立ったこと
特にPixel Watch 3に限らず、スマートウォッチ全般に言えることも含みますが、個人的に役に立ったことは以下です。(Pixel 8 Proとペアリングして使用)
- 時刻を簡単に確認できる
常時点灯ディスプレイなので、時刻が常に確認できます。
意外とスマホを取り出して時刻見るのがめんどくさいので、ただの腕時計の機能ですが良いです。 - 睡眠計測
夜寝るときはOura Ringをつけているので、そこは特に改善ないですが、日中とか不意に寝てしまったときの睡眠を記録できるのが良いです。
自動おやすみモードを使うと、睡眠検知でWatchの画面が消灯して、スマホもお休みモードになります。夜寝るときは通知が来なくていいが、不意に寝てしまったときに通知に何も気づけなくなるのがデメリットかも。 - フィットネス関連の記録
筋トレするときに記録を録るようにしています。まだFitbitアプリの機能を使いこなせてないので、記録したデータをどう使うかイメージ湧いてないですが、筋トレの質の改善に使えれば良いなと思ってます。ある程度、知見が溜まったら別記事で起こすかも。
ちなみにパワーグリップやリストラップを使う時は邪魔なので、バンドを緩めて逆側の腕の干渉しない位置につけてます。逆側の腕につける理由は、手首を動かしたときにリューズにあたってしまうのを防ぐためです。 - カメラ操作
使う機会は限られますが、被写体に自分を含めたい時などに、スマホを自分から離れた場所において、手元のWatchで写りを確認しながらシャッターを押せるのが便利です。 - ウォッチ認証
スマホで顔認証も指紋認証も両方の生体認証ができるのであまり必要性感じないですが、極まれに生体認証がうまくいかなかったときにも、ウォッチ認証があればスムーズにロック解除できます。 - その他アプリ
レコーダー、リモコン、電卓などアプリの使いどころを研究中です。基本的にスマホ出したほうが早いことが多そうですが、ちょっとしたことならWatch側でやったほうが便利なことがありそうです。
あとは自分は使ってないですが、一般的に使われそうなのはNFC/Felicaです。スマホのモバイルSuicaと共有できれば使いたいですが、Suicaの仕様的に無理なのかもしれないです。
ちなみにバッテリーは、問題なく1日は持ちます。自分の場合は、お風呂に入ってる間だけ充電していれば大丈夫そうです。
おすすめの人
Pixel Watch 3のような高価格帯のスマートウォッチがおすすめの人は、NFC/Felicaを使いたい、色々なセンサで高精度に測定したい、色々なアプリを使いたいという人だと思います。
そうでないなら、安価なスマートウォッチ/フィットネストラッカーでも大丈夫だと思います。
また、Pixel Watch 2より高いですが、Pixel Watch 3の方が断然オススメです。仮にソフトウェアアップデートで新機能が使えるようになるなら、ほとんど進化はないですが、充電速度が上がってるのがストレスなく使う上で重要だと思います。(あとは大きいディスプレイで見たい場合も)
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