シナモンとは
シナモンは、クスノキ科の常緑樹の樹皮から作られるスパイスです。主に2種類あり、セイロンシナモンとカシアシナモンがあります。
セイロンシナモンはスリランカ原産で、より繊細な風味を持ち、高価です。
カシアシナモンは中国南部や東南アジア原産で、より強い風味と安価な価格が特徴です。
独特の香りと味わいで世界中の料理に使われている人気のスパイスですが、健康面でも様々な効果が期待されています。
シナモンの効果
シナモンの人体への影響については研究段階の報告であり、明確なエビデンスは確立されていませんが、以下のような効果が期待されています。
- 血糖値の改善・インスリン感受性の向上
血糖値のコントロールに役立つ可能性があることが、いくつかの研究で示されています。シナモンに含まれる成分が、インスリンの感受性を高め、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるとされています。 - 抗酸化作用
強力な抗酸化物質が含まれています。特に、ポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンが豊富です。活性酸素による細胞のダメージを防ぎ、老化防止や生活習慣病の予防に貢献すると考えられています。 - 心臓の健康をサポート
心臓の健康にも良い影響を与えるとされています。シナモンを定期的に摂取することで、血中のコレステロール値や中性脂肪を減少させ、心臓病のリスクを低下させる可能性があります。また、シナモンは血圧を下げる効果もあるとされており、心血管系の健康を維持するのに役立つと考えられています。 - 抗菌・抗真菌作用
細菌や真菌の成長を抑制する効果があると言われています。特に、シナモンに含まれるシンナムアルデヒドという成分が、この効果の主な要因とされています。細菌やカビに対する効果があり、感染症の予防や治療に役立つとされています。例えば、口腔内の細菌を抑制することで口臭を予防したり、食物の腐敗を防いで食品の保存期間を延ばす可能性があります。 - 認知機能の向上
認知機能の向上にも寄与する可能性があることが示唆されています。シナモンに含まれる化合物が脳の神経伝達物質に働きかけ、記憶力や学習能力を向上させると考えられています。これにより、アルツハイマー病などの神経変性疾患の予防や進行を遅らせる可能性があるとされています。
シナモン摂取の注意点
シナモンには、クマリンという成分が含まれています。このクマリンは、大量に摂取すると肝臓に負担をかけ、肝機能障害を引き起こす可能性があります。
特にカシアシナモンにはクマリンが多く含まれていて過剰摂取には注意が必要です。
セイロンシナモンはクマリンの含有量が少ないため、より安全とされています。(平均すると200倍以上含有量が違うようです1)
おすすめのシナモン
日常的に摂取するならクマリンが少ないセイロンシナモンがおすすめです。
セイロンシナモンは風味がマイルドなので、シナモンの風味は物足りないかもしれませんが、健康効果を狙って摂取するならセイロンシナモン一択だと思います。
おそらく日本でよく口にするシナモンはカシアなので、シナモン好きの人はカシアじゃないとシナモンを食べた気にならないかもしれないですが。。。
逆にシナモンが苦手な人は、むしろセイロンシナモンのほうが良いと思います。
自分もシナモンは少し苦手でしたが、今ではセイロンシナモンを毎朝オートミール等に混ぜて食べるようになりました。
自分はMANGOSかSOMA FOODSのセイロンシナモンがコスパが良いので、よく購入しています。
安すぎて商品説明通り本当にセイロンシナモンなのか不安でしたが、毎日小さじ一杯(約2g)摂取しても肝臓悪くなってないので、大丈夫だと思います。
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